9月2日に愛知県の豊橋技術科学大学で開催された,「とうロボ」に参加して参りました.
「とうロボ」とは,
「東海地区交流ロボコン」を略して「とうロボ」といいます。「日本のロボコンを強くしていく」という目標のもと、東海近辺の大学や高専が集まり互いに競い合いロボコン技術を向上させるための大会です。
大会内容は「NHK学生ロボコン」に似せてあり、より実戦的な大会となっています。大会後には技術交流会も設けられており、ロボコンについての情報や技術を交換し合うことにより技術レベルの向上を図ります。東海地区交流ロボコンのことで,「日本のロボコンを強くしていく」という目標のもと,東海近辺の大学や高専が集まり互いに競い合いロボコン技術を向上させるための大会です.
(とうロボ
ホームページより)
と,あるように,学生ロボコンがオフの期間(6月の大会後~8月末)に掛けて,技術力向上のために開催されるロボコン大会です.
ルール的にもNHK学生ロボコンに近く,他のロボコン大会に比べて,より実戦的な大会となっています.
東海地区のロボコン大会ですが,近年では東海地区以外の大学からも参加があるとのことなので(豊橋技科大は私にとってはホームですし),今年思い切って参加させてもらいました.
今年のとうロボのルールは,運動会で用いられる玉入れ用の「玉」を投げて,フィールド上の籠に入れるというもの.
より多くの籠に玉を入れられたチーム,あるいはすべての籠に玉を入れたチームが勝利です.
本ロボコンプロジェクトからは,2チーム出場しました.
2チームとも,1~3年生が混ざり合ったチームです.
結果はというと,どちらも無得点で予選敗退.ほろ苦い結果となりました.
大会での2チームの様子
でもそれもそのはず,本来ロボコンは,大会前にきちんと練習をして,ロボットの動作の精度や信頼性を高め,大会に挑みますが,今回は2チームとも,ロボットが満足に動かないいまま大会会場に行きました.
ピットでも最後の調整を行ったようですが,それもかなわず,この結果です.
このような結果になった原因として,学生的には,時間が足りなかったとか,スケジュールの管理がなってなかったとか,メンバー同士のコミュニケーションが足りなかったとか,他大学に比べ継承された技術が少ないとか,いろいろあったかもしれません.
でも私的には,「自分がやってやる」という人が少なかったのが原因だと思ってます.
みんなどこかしら遠慮があったり,下級生は仕事を振られるまで待っていたりと,改善しなければならないところが多くありました.
2018年シーズンに向けて,気持ちを切り替えてロボコンプロジェクトに挑んでもらえると嬉しいなと思います.
今回のとうロボでは,他大学のチームに話を聞く時間が多く取ってあったので,学生たちはみな積極的に質問に行ったり,逆に質問されていたり,得るものは多かったのではないでしょうか.
自分たちの実力がわかったという意味でもいい経験になったことでしょう.
上にも少し書きましたが,来年のABUロボコンのルールも発表され,いよいよ2018年シーズンが始まります.
これまでの活動で得られた,
「ロボコン楽しい!」
「いろんなことを学びたい!」
「今度は負けたくない!」
という気持ちを忘れずに,自分の成長を楽しみながら皆で進んでいけるといいなと思っています.
豊橋技術科学大学にあった「GO TO THE FUTURE」の前にて
この標語の通り,メンバーたちは気持ちを新たに未来に向かって歩みだしました
ABUロボコン2018まであと,354日(2017/9/6現在)
プロジェクトR 指導教員
機械工学科 助教
上野 祐樹
今回のような貴重な機会を提供してくださった,とうロボ運営実行委員会ならびに関係者の皆さまに,この場を借りてお礼申し上げます.