関東春ロボコンを終えて その2
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皆さんこんにちは,指導教員の上野です.
さて,前回の記事で,関東春ロボコンに参加した新2年生の大会を終えての感想を掲載していくことをお伝えし,第1弾を投稿させていただきました.
今回はその第2弾となります.
新年度が始まったいま,プロジェクトへの参加を検討している新入生の方にとって,皆さんの先輩がどのように活動して,何を思ってきたのかが参考になればと思います.
今回は,大会で操縦者のサポートをした武田君と,機構設計や大会では盛り上げ役としてチームに貢献した小林君の感想を紹介します.
春ロボコンに参加してみて 工学部機械工学科 2年 武田君
まず,自分が春ロボに参加すると決めた際に感じたことは,本当に自分が動くロボットを作り上げることが出来るのかどうかということでした.春ロボに参加するまでは大きなロボットを製作したことが無く,本当に自分でロボットを作ることが出来るのかなど,とにかく不安しかありませんでした.
そんな状態でスタートした春ロボでしたが,大会前日まで色々なトラブルがあったものの,ロボットを完成させ,大会で準決勝という結果を残
すことが出来ました.
結果を残すことが出来たのも,チームメンバー全員の努力と,先輩・先生のサポートがあってこそだと思います.
今回の大会が初めてのロボット製作としてのチーム参加でしたが,様々なことを学ぶことが出来ました.
反省すべき点も多々あったので,同じ失敗を繰り返さないようにしっかりと振り返り,次へ繋げていきます.
ロボコンプロジェクトとしての目標は,NHK学生ロボコンおよびABUロボコンでの優勝であるため,今後良い結果を残せるよう,努力していきます!
的確な指示で操縦者を導く武田君(右)
春ロボの感想 工学部機械工学科 2年 小林君
ロボコンのプロジェクトに参加してから、自分がチームに一員として参加する初の試合でした。
それ故に、時間を有用に使えなかったり、手間取ったりしてしまうことが多かったです。
特に写真提出、ビデオ提出、本番前の練習においては、チーム内でのスケジュールの遅れによって、何度も徹夜状態で作業しました。
更に度重なる不具合の発生によって、どんどん時間をとられてしまいました。本音を言えばとても辛かったです。
しかし、全員がそんな中でもなんとかロボットを完成させて、試合に臨める状況に持ち込むために頑張ったおかげで、大会では準優勝という結果で終われました。
この試合においては、一切余計なことをしていません。
一部ルールの見落としがありましたが、それ以外は練習でやってきたことそのままやって、確実に点を取っただけです。
大会当日、他の大学や高専のロボットを見て、この日までにやり切ってよかったと思いました。
先輩のサポートがあったとはいえ、スケジュール管理や工作技術などまだまだ足りないところが多かったです。
これからNHK学生ロボコンに向けて、自分の技術を高め、有用に時間を使っていけるようにしてチームにより貢献できるようになっていけたらと思います。
第2弾は以上です.いかがだったでしょうか?
第1弾から共通して,初めてロボットをつくることに対して不安が大きかった様子がうかがえます.
しかし,何事も経験が大事で,チャレンジして,最後までやり遂げたからこそ得られるものがあり,次への自信にもつながるということがわかりますね.
大会に向けた練習期間中に小林君と話をしたとき,ロボコンに対しては華々しいイメージしか持っていなかったが,その裏にはこんなにも苦労があったとは思いもしなかった.と言っていました.
実際にやってみると,苦労して組み上げたロボットですが,最初から思い通りに動くことはほとんどありません.
必ずどこかに問題があって,それを一つずつ改善していかないと,まともに動くようにはなりません.
こういうことも経験してみないとわからないことだと思いますし,学生のうちに,しかも1年生のうちにそれが経験できたということは将来にとっても大きいことではないかと思います.